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 イタリア
 
 
 「エノトリア・テルス(ワインの大地)」と呼ばれるイタリアは、その通り20州の全土でブドウが栽培され、ワインが生産されています。イタリアの温暖で乾燥した気候が、ブドウ栽培にとって理想的な環境を生み出しているからです。
 イタリアにはフランスのワイン法に似たDOCとDOCGがあります。いずれも産地と生産基準を厳しく統制し、機関によって認証シールが貼られたうえで出荷されるなど、ある意味でフランス以上の厳格さがあります。ところが、ワイン法上の最高カテゴリーであるDOCやDOCGに属さない、新たな高品質ワインを造る動きが、1980年代から急速に活発となりました。こうしたワインはヴィーノ・ダ・ターヴォラとして売られてしまうのですが、時には同じ生産者が造るDOCやDOCGのワインを超える値段で取り引きされ、消費者を困惑させたものです。しかし、このようなカテゴリーのワインは、1992年にできたIGT(典型的地理表示付きワイン)によって制度化されるとともに、従来のDOCを改定するなどの法整備により、次第に制度に組み込まれる傾向にあります。
Italy Trentino-Alto Adige Veneto Piemonte Toscana
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